コンビニの秘密⑥

こんにちは

亀戸はんだプランニングの半田です。

小売のバリューチェーンは仕入れて並べて売ることだという話をしましたが、実際に魚屋さんに取材に行ったことがありました。マネジャーをしていた当時、このバリューチェーンを理解してもらうために取材したのですが。魚屋さんは練馬の高島平団地で一番の繁盛店でした。


「仕入ってどんなことを考えてるんですか」

「朝、市場に行きがけのトラックの中でいろいろと考えてるよ、最高気温とか最低気温とか五十日(5、10のつく日は支払関係で忙しい)とか、給料日とか、年金とか近所の催しとか、今日は何が売れるかしっかり考えるね、今だと寒いからやっぱり鍋物かなあ、鍋の魚の王様のタラだろうなあ。」

「陳列にはどんな工夫をしてますか?」

「たくさん仕入れたおすすめの商品は冷ケースの右側前列に並べるね、グワーッとひろげて。タラだったら隣には鮭とかぶりとか色合いとか食べ方とか色路考えて集合させて並べるよ。鍋物コーナーみたいにしたりするね。メインのタラが売れるようにするね。」

「売り方の工夫はどんなふうにしてますか?」

「当然値札はつけるよね、一言書いたりして。お客さんにはガンガン声をかけるよ、せっかくいいの仕入れてきたんだからそれをお客さんに伝えないと。おいしい食べ方なんかも教えたりするよ。」

「いろんなことをしっかり考えて商売してますよね。」

「そりゃそうだ、売れないもの仕入れてもしょうがないし、仕入れたら売れる場所において、売るための努力しなくちゃその日のうちに売切れないからね。仕入れてその日のうちに売切るから鮮度もいいし、評判も良くなるからね。いい商品を仕入れて売切るっていうのがお店が繁盛する秘訣だね。」

みたいな感じでした。

ただ適当に同じ物を仕入れて、適当にならべて売れるくらいなら商売、苦労しないってことです。いいもの置きゃ売れるってもんじゃないし、置きゃあ何でも売れるなんて言うことも普通あり得ないし、この3つの流れで一つ一つ工夫しながら売上の最大化を図っているのです。

さびれた商店はこの辺の工夫がないです。店に入ると、なんでこんな商品が大量にあるんだろうとか、なんでこんな並べ方なんだろうとか、値段もよーわからんとかほんとよく見かけます。お客さんを大事にしてない、親切じゃないし、商品の価値をちゃんと伝えられてないんですよね。だからさびれていくのだ。

そんな商店の衰退に歯止めをかけるべく、ちゃんとしたことをちゃんとやれば復活できることを伝えるために生まれたのが亀戸はんだプランニングです。キャシャーンがやらねば誰がやるです。

ネアカのびのびへこたれず 今日もワンランクアップだ。

亀戸はんだプランニング

亀戸はんだプランニング コンサルティング業務全般 登録中小企業診断士 認定経営コンサルタント 公認ファシリテーター

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