こんにちは
亀戸はんだプランニングの半田です。
支援先ですがやっぱりどうしても値上げをしないとならないようです。 どう考えても。
でも上手くやらないとお客さんからの支持をさらに失ってしまいます。
でも 仕入れ値も上がってるし、小麦も上がるし、油も上がるしで、非常に厳しい経営状況に陥っています。だから値上げはどうしてもやらなきゃならんとです。売上上げんとあかんのに下手に値上げしてさらにお客さんの支持を失なうことだけは絶対に避けんといかんのです。
値上げ失敗というとユニクロがありますね。
ユニクロは、2014年に秋冬商品を平均5%値上げし、さらに2015年の秋冬商品も平均10%値上げしました。都合117%くらい上げたことになります。
その結果、2016年の決算は営業利益をめちゃくちゃ落としてしまいました。その結果を受けて ユニクロ社長の柳井さんは、二度の値上げが不振の原因になったと認めたうえで
「プライスラインを1990円、2990円といったシンプルな価格に戻す」と表明しました。
さすが柳井さん偉いですね。その結果ユニクロは17年には過去最高益達成となりました(海外が調子よかったのもありますが)。
値上げしてうまくいったところももちろんあります。
ガリガリ君の赤城乳業です。
赤城乳業は2016年春アイスクリーム全商品を10~30円値上げしました。 看板商品の【ガリガリ君】は10円(16.7%)の値上げで70円(税別)となりました。「えーガリガリ君60円じゃなくなったのお」などと思ったものです。経営陣も、値上げしたことにより前年比で6%くらいは割り込むだろうなと予想していたそうです。
でも蓋を開けてみれば、2016年4月の販売本数は前年比10%増となりました。商品品質が良くなったり、赤城ファンが再度注目したことがあると思います。
こんな風にうまくいくこともあるようです。
マーケティングの大御所フィリップコトラー大先生が、値上げについてこんなことをおっしゃっています。
「一般的に、突然の急な値上げより定期的な少額の値上げの方が消費者に好まれる。企業は不当に高い値段をつけているように見られることを避けなければならない」
これで戦略は決まった。
➀「原材料価格高騰により一部商品の値上げをさせていただきます」の貼紙をする
②毎月30SKUくらいちびちびと値上げを図る(全体の3分の1、値上げ幅10%くらいのちびちびさ)
③もしくは同じ値段で1ランク下の肉を使う(これはばれると固定客を失うもろ刃の剣)
という方向で行こうと思います。
失敗したら戻せばええねん
ネアカのびのびへこたれず、ワンランクアップだ。
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