こんにちは
亀戸はんだプランニングの半田です。
ここからスーパーバイザーの指導の中身に入っていきます。まずは販売力強化のための指導です。
商売を経験したことがない人からすると商売っていろいろとややこしいことがありそうですが、本質はこの3つしかありません。
「仕入れて(発注)」「並べて(売場)」「売る(売り方)」です。
これはどの商売でもいっしょです。どんな商売でもこの3つのバリューチェーンの中で売上が生まれ、利益、すなわち価値が生み出されています。
前に本部の指導の目的は売上・利益を高めることだという話をしましたが、この仕入れて並べて売るがスーパーバイザーの指導の中核をなします。
仕入れて(発注)とはお客様の求める商品を仕入れることです。
並べて(売場)とはお客様に買いやすい状態を作ることです。
売る(売り方)とはお客様に価値を伝えて買ってもらうことです。
この3つの流れの中で小売に関するすべてのチャンスロスが生まれますし、この3つの中ですべての廃棄ロス(無駄)が生まれます。売上利益の最大化を図るためにはこの両ロスの削減が欠かせません。だからそこを指導して改善することがほんと重要な仕事になるのです。
この辺の説明を受けずに何のために今の仕事をしているのかよくわからずにやっているスーパーバイザーを居たりしましたが(僕の部下にはいませんでしたが)、そうなると手段が目的化してしまうのですね。仕入の話ばっかりになったりPOPの話ばかりになったりして、仕入が入ればOK、POPが貼ってあればOKになってしまうのです。
手段が目的化すると本当の目的がぶれてきます。お店は仕入を入れたいんじゃなくって、POPを貼りたいんじゃなくて、売上・利益を上げたいわけですから、そこに齟齬が生まれてきます。それで信頼関係を損なっていったりするんですね。仕入れの話をするんならどうやって並べるのかどうやって売るのって話をしないと片手落ちですし、POPを貼ったって商品がちゃんと並んでなければお客様の信頼を損ねるだけです。結果、売上・利益の最大化が図れないのです。
逆にこの流れの指導をしっかりすることで、お店の信頼は得られるし、お客様の信頼も獲得できて、機会ロスはつぶせるし、廃棄ロスも削減出来て、売上利益の最大化が図れることになります。非常に効率的です。
陳列のコンサルタントとか販促のコンサルタントもいたりしますが、同様ですね。成果が生まれにくくなってしまいます。だからトータル的に指導できる僕なんか重宝すると思うんだけどなあ。
まあいいや。
ということでこのバリューチェーンを理解しておくことがコンビニの店舗指導の第一歩になります。これを知ってるだけで小売りに詳しい感じの話はできると思います。知ったかぶりができます。是非覚えておいてください。
ネアカのびのびへこたれず、今日もワンランクアップだ。
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