コンビニの秘密③

こんにちは 亀戸はんだプランニングの半田です。

今度は商売(小売)の流れをお客様の動きから見てみます。お客様はお店で買い物をするときに認知⇒入店⇒購入⇒再来店という動きをとります。 AIDMAのメモリーなしです。

この流れの中で、

認知の部分は本部がCM打ったりあれこれやりますよ、再来店の部分も本部がポイントカード作ったりネットでクーポン流したりあれこれやりますよ、だからお店は入店を促すことと購入(売上高)UPに専念してくださいね。

というのかこのパッケージの考え方です。


これもある意味分業制度ができあがっています。

コンビニ経営者はお客様に愛されるお店を作ることに全力を尽くしましょう、認知とか再来店とかいろんなことは本部のほうでやりますから、安心して全力で「真実の瞬間」に取り組んでくださいということです。これもコンビニエンスのフランチャイズパッケージの本質です。 


ここまで2つの見方でコンビニの仕組みを見てきましたが、どちらもお店の役割はお店をベースに商売に専念することです


コンビニのビジネスモデルの強さは、加盟店と本部の各々の役割を明確にしながら、同じ目的(加盟店の売上・利益の向上)に向けて頑張りましょうというところにあります。

別の言い方をすると、商売の根本(原理原則)の部分はお店がしっかり頑張ってくださいね、流通科学の最先端は本部がしっかり取り入れていきますから、一緒に力を合わせて頑張りましょうというビジネスモデルです。

基本がしっかりしててます、更に新しい技術を取り入れていきますという仕組みが、絶え間なく変化していく環境への対応を可能にしてきました。 

この絶え間ない環境の変化がコンビニが生き残り拡大してきた最大の理由です。変化なきものは滅びます。恐竜が滅んだ最大の理由は環境変化ができなかったというのが通説です。これがうまくできなくて滅んだ企業もたくさんありますね。


すべての仕組み(フランチャイズパッケージ)はこの変化対応を集約し、この変化対応をなすために作られていると言って過言ではありません。 コンビニの細かくはノウハウはいろいろあるんですが、コアコンピタンスはこの仕組みであるといっても過言ではないでしょう。


コンビニの強みは変化対応です。ここが一般小売店との大きな差です。

次回からコンビニの変化対応を刺させている商売の根本ってどんなものか、それについてどんな指導をしているのかについて解説していきたいと思います。

やっと得意分野に入ってきます。

亀戸はんだプランニング

亀戸はんだプランニング コンサルティング業務全般 登録中小企業診断士 認定経営コンサルタント 公認ファシリテーター

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