こんにちは
亀戸はんだプランニングの半田です。
先日で書いたように、コンビニエンスといってもその経営形態はいわゆるパパママストアです。なのにこの差はいったいどこから生まれてくるのでしょうか。 そこがコンビニの店舗経営指導の肝(強み)になってきます。 ここから少しずつ解説していきたいと思います。
コンビニエンスの強みはまず第一にフランチャイズチェーンとしてのビジネスモデルにあります。
これがコンビニのフランチャイズパッケージの概要です。
ご存知のように、経営には四大資源というものがあります。 ヒト・モノ・カネ・情報の4つです。
フランチャイズパッケージにおいては、金の部分・モノの部分についてフランチャイズ本部が強力にバックアップします。
カネに部分に関するオープンアカウント(本部勘定)は非常に優れた制度です。この制度があったからコンビニエンスは着実に拡大を遂げてきたと言えます。これは 仕入代金や従業員の人件費等について気にすることなく(結果的には気にするのですが)店舗運営ができるという仕組みです。
お店は釣銭を除いて毎日売上金や公共料金の代金を本部に振り込みます(毎日入金)。本部はその入金した金額から毎日の仕入れ代金、従業員の給与、水道光熱費他の経費を支払い、本部利益を差し引いた後に、お店に最終利益を振り込みます。じゃあ仕入れ過多とか廃棄過多とかで最終利益がマイナスになったら、赤字は翌月に繰り越されていくという制度です。
経営をする上で一番気にしなければならないものは資金繰りです。 お店に並べれば絶対売れるだろう商品も資金がなくては仕入れられません。 人件費もそうです。お祭りとか人をそろえたくてもお金がなくては揃えられません。そこを本部が立て替えることによりひとまずは安心して商売ができるという仕組みです。
またモノに対するバックアップも強力です。物件・設備は本部が準備します。カネの部分にも当たりますが、階層や新たな設備投資、修繕も本部が実施します。また新たな商品開発も本部が実施します。新商品や消耗品の取引条件・取引先等の提案も本部がすべて実施します。
このカネとモノのバックアップによって店舗はヒトと情報に関してのみをしっかり行うことに専念していくことができるのです。 簡単に言うとカネとモノはあんまり気にしなくていいから、お店は従業員の教育と地域情報や商品情報を生かした店舗運営をしっかりやってくださいっていう制度です。
ここまでがコンビニのフランチャイズパッケージのノウハウであり最大の強みと言っていいでしょう。お店は商売に専念です。
次回はフライチャイズチェーンをお客様目線で見てみたいと思います。
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